今回、ご紹介するのは木造戸建住宅で長年、放置されていた雨漏り箇所を発見し補修した工事記録になります。
お客様宅には別件の調査でお伺いさせていただいた際に、「雨漏りなんか直せますか?」とお客様からの相談から始まりました。
詳しくお話を伺うと、実は数年前からある箇所から雨漏りをしているらしく、業者さんに何回も来てもらい処置してもらっても直らないので、半場あきらめているような感じを受けましたが、話を聞いた以上、私は「分かりました、挑戦させてください!」と雨漏りを止めるべく、まずは原因箇所の特定から始めました。
窓枠からの雨漏り🔍
雨漏りをしている1階の掃き出し窓の窓枠になります。
大雨の吹き降りになると、サッシと木枠の隙間から水が落ちてくるらしく長年放置していたのが原因で、窓枠の腐朽が進行しています。
シロアリの羽アリ🔍
窓枠上部の腐朽箇所を点検しているとボロボロとシロアリの羽アリが落ちて来ました。
雨水の浸透によりシロアリにも加害されています。
2階のベランダ🔍
外から見た写真です。2階がベランダになっており、赤丸の部分から室内に雨漏りしています。
壁面ボードの継ぎ目とサッシ廻りは業者さんがコーキング処理をたっぷりと施工していました。
シャワーホースで壁面とサッシ廻りに散水しても、やっぱり水は漏れてきませんでした。
2階ベランダ🔍
2階のベランダに上がり、床全面にシャワーホースで散水しましたが漏れてきません。
雨漏り箇所の調査🔍
漏れている箇所の窓枠上部のベランダ手摺にある笠木の回りをあらゆる角度で散水すると・・・
・・・漏れてきましたΣ( ̄□ ̄|||)ミツケタゼッ!
大雨で吹き降りの時にしか雨漏りしない理由がここにありました。
手摺の取り外し🔍
笠木の取り外し🔍
雨漏り箇所の発見🔍
赤丸のところが雨漏り箇所になります。シャワーホースを当てると直ぐに室内窓枠から漏れてきました。
外壁ボードの継ぎ目で防水紙が簡単に捲れる状態でした。
コーキング処理🔍
外壁ボードの継ぎ目と捲れている防水紙にコーキング処理を行います。
シャワー混合栓の取り外し🔍
さらに防水性を高めるためブチルテープを全周貼りました。
シロアリに加害された窓枠下地🔍
窓枠下地の造作🔍
新しい窓枠の取り付け🔍
作業完了🔍
ベランダの床の防水塗装で今回の工事は完了です。
工事後、半年経過しますが雨漏りは止まっているので安心しました(^^♪